vol.8制作裏話 ~東京班編~

こんにちは、2年の田中です!今週は「東京歩き」の裏話をご紹介します。

まだご覧になっていない方は、前回の「歴史班編」からどうぞ!東京はもちろんのこと、関東を飛び出し松本に奈良井宿に、全国へ飛び出したてんてこが見られます。読めば旅に行きたくなること請け合いです!

下記リンクから読めますので、ぜひご覧ください✨

はじめに

「東京」という括りではありますが、東京タワー!浅草寺!スカイツリー!…といった名物観光地は今回置いておいて、ちょっとニッチな観点で東京を歩いています。具体的に言えば、始発で早朝の空気を味わったり、終電を超えて夜を満喫したり、大自然を浴びたり。

「みんな違ってみんな良い」を地で行く個性豊かな記事に仕上がっていますので、ぜひぜひご覧ください。

早稲田通り

一人で15kmくらいある早稲田通りを歩くという企画です。当初から、うすうす距離の長さと連日の熱さに恐々としていましたので、思い切って決行を超早朝に変更、始発で下井草に乗り込み、眠い目擦りながらブラブラと徘徊しておりました〜…。実は私、季節も考えず紙面テーマ「歩」を提案してしまった張本人でもあり、朝日が昇るに連れジリジリと背中を焼く熱さに苛まれながら(おおげさ)、「これが、自業自得か…」と呻きながら歩いておりました。たのしかったー!

馬場歩き

こんにちは、一年生のワタナベです!私の担当ページは馬場歩き……ということで、取材時の裏話を書いていきます。

まずは時期について。取材は8月の後半に行いました。太陽ギラギラ!という感じで、とにかく暑かったです。肌をじりじり焼かれる感覚が今となっては懐かしい。蝉が歩道のど真ん中でひっくり返っていて、晩夏だなあと思いました。 まあ、その一ヶ月後まで真夏日は続いたんですけど。

道中の話に移りましょうか。 取材はお昼からだったので、開幕Whistle CAFEさんでお昼をいただきました。

私、本当にうっかりしていて、料理の写真を撮り忘れました。該当ページに料理の写真が無いのはそういうことです。やらかし!

なんならこの写真も、食べ終わってお店を出てから撮ったものですからね。同行してくださったなかお先輩にも呆れられる始末。何をやっているんだか……。

気を取り直して馬場歩きを再開し、子育地蔵尊や早稲田松竹などを見て参りました。

Vol.8には載せられませんでしたが、印象に残っているのはさとし書房さんです。棚一面が全て赤本で埋まっていて圧巻でした。(写真はまた撮り忘れました。ごめんなさい。)

中には何年も前の赤本もあり、この街が学生とともに歩んできた歴史をしみじみと感じました。店主の方に「赤本が余ってたらぜひ持ってきてね」とお声がけいただきましたが、数ヶ月前の受験生時代がまざまざと思い出されてしんどくなってしまいました。弱すぎる。

そんなこんなで高田馬場駅に到着。お疲れ様でした。

……。

…………。

ちょっと待て!!!スイーツは!?花手水は!?

と思ったそこのアナタ。鋭い。 早稲田-高田馬場間って結構さくっと歩けてしまうんですね。

実は、写真をあんまり撮らない内に高田馬場に着いてしまいました。 そこで、折り返して早稲田駅方面に戻りながらお店を見ることに。休憩も兼ねて茶々工房さんにお邪魔しました。

ここのスイーツが本当に美味しかった!!

私はかき氷を注文しましたが、きな粉が氷と一緒にほろほろ溶けてサイコ~~~でした。おにぎりも美味しいとのことなので、次回はぜひいただきたいです。

こちらは法輪寺さんの花手水。

夏らしさ溢れるデザインで、すごく好きです。

見ているこちらの気分まで明るくなるようなひまわりと、お寺の心地よい静けさが表れているような手水のバランスが美しい。

境内のフォトスポットで撮ったこの写真もめっちゃ映える

傘の緑が鮮やかだし、お花は寒色系メインで涼しげです。

私は本当に自分の写真が嫌いなのですが、なかお先輩が「せっかくだし撮りな」とゴリ推すので撮影していただきました。 見てみたらすごくフォトジェニックだったので気に入っています。撮影ゴリ推してくださってありがとうございました。

あとはそうですね、諸事情あってVol.8に載せられなかった取材先が実は一つあります。載せられなかったのは100%自分の過失です。さすがに改めます。

とはいえ、取材自体は非常に楽しかったです。またどこかを歩く企画とかやりたいですね。

なんだかずいぶん長くなってしまいました。他の人とのボリューム差がすごいことになっていそうなので、この辺りで締めましょうか。

それでは、またどこかで~。

パブリックアート探訪

豊かな街には自然と散歩したくなるような仕掛けが施されているものです。

パブリックアートもその構成要素の一つであって、街中で憩い、のんびりと鑑賞する時間は特別です。

東京には埋もれた面白いパブリックアートがたくさんあります。私はそれを見るためだけに出かける労力を割けてしまう人間なのですが、当然みんながみんなそうではありません。

しかしまずは知って欲しい…!

というわけで、実はこんな作品あるんですよ〜、素敵じゃないですか?と、ザ・メジャー所をあえて外しつつ、でも魅力的に紹介できたらいいなということで選定したのが

・チームラボ 🌟《空から降り注ぐ憑依する滝》

・ジャウメ・プレンサ《Roots》

・レアンドロ・エルリッヒ《cloud》

の3点。

さらに、どれも夜闇に映える上、夜間に作品を見る機会はあまりないだろうということで、日が落ちた後にせっせと取材に出かけました。

取材1日目日

比谷〜虎ノ門🚶《cloud》と《Roots》は日比谷駅から虎ノ門駅まで歩き通す中で一息に撮影しました。想像以上に長かったですが、人気がない中で佇む作品が格好良すぎて疲れも吹き飛びます。その場の非現実的な雰囲気を大事にしながら撮影しました。

虎ノ門ヒルズのオーバル広場にある《Roots》。カフェにビオトープにハンモック。虎ノ門クオリティの周辺のパブリックスペースにちょっとした羨ましさを禁じ得ません。

人がいないのをいいことに色々なアングルや寄り引きを試せたので、挙動不審になりつつも悪くない写真がたくさん撮れて満足です。

取材2日目

豊洲

大人気観光地、チームラボ🌟プラネッツの入り口にある 《空から降り注ぐ憑依する滝》を撮影しに行きました。

ここの撮影はかなり大変で、作品にひっきりなしに押し寄せては記念写真を撮る観光客の方々がたくさん。この写真のようなラッキーなタイミングが来たのは、取材開始から1時間後くらいでした。

一瞬諦めかけて別アングルで妥協しようかとも…。しかし改めて見ると背景との対比が効いていて素敵です。出来上がった記事全体を見てみると、取り上げるのにふさわしい、面白い・見応えありな作品を紹介することに熱中してしまい、本誌のテーマである散歩との絡めがほぼできていないのが丸わかりです。ここは完全に反省ポイントですが、少しでも作品の良さが伝わるようになっていたらいいなと思います。

東京の川

東京の川取材では、帰りに寄り道して港区立郷土歴史館で開催されていた夏の行灯ナイトに行ってきました!
夏の夜の幻想的な雰囲気と行灯の灯りがとても素敵でした!
博物館の展示だけではなく建物自体も貴重な歴史のあるものなのでぜひ訪れてみてください!

夜徘徊

二年の林です。今回は夜徘徊の裏話を話します。

同行者の一人が中目黒住みなので、彼を巻き込むために上野→中目黒間を深夜に歩こうと考えたのが始まりでした。

中目黒についたらカラオケとかで時間つぶそうと思っていたのですが、夏休み料金でかなり高く、その場のノリで上野までUターンすることにしました。

正直行きが楽だったので帰りも楽だと考えていたのですが、秋葉原についたあたりから足がとんでもなく痛く後悔しっぱなしでした。休み休み進みながらスタート地点の上野に到着したときは最高の気分でした!

長く夜歩いたので夜目になり空が明るく見えているのも面白かったです。皆さんも時間と元気があれば是非。

渓谷

「渓谷」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

電車じゃ行けない観光地。広大な河川と切り立った崖、そんな地理的条件が揃った場所に行かねば見られない秘境。私はそんなイメージでした。

でもいざ調べてみると、なんと東京都内にも渓谷があるというのです。これは自分の目で確かめたいぞと思い企画したのが、私担当ページ「ぶらり東京渓谷あるき」です。

こちらが今回取り上げた二つの渓谷です。青梅市にある御岳渓谷と、世田谷区にある等々力渓谷。特に後者はあの世田谷区、高級住宅街のド真ん中にある渓谷です。

正直なところ、企画段階では「都内だし、どうせ小規模で大したことないんでしょ?」って思ってました。今思うと相当捻くれていますが。

しかし実際行ってみると、都内とは思えないほど澄んだ空気!清らかな水!!生い茂る緑!!!期待以上なんてもんじゃありませんでした。とにかくすごかった。

今号は「歩」がテーマということで、私も例に漏れず数千歩歩き回ったのですが、誇張無しに涼しかったのでめちゃくちゃ歩きやすかったです。夏でも全然いけます。

これは等々力渓谷入口にある温度計。外は30度超えの真夏日でしたが、中は約5℃気温が下がっているのが分かります。朝方+木陰+水辺ということもあり、体感は渓谷外より10℃くらい涼しい印象でした。

そんな渓谷ですが、今の季節は紅葉真っ盛り!川に映る紅は絶景との噂。どちらも電車で一時間ちょっとで行ける上に最寄駅からめっちゃ近いので、次の休日にいかがでしょうか。

おわりに

いかがでしたでしょうか?スマートフォンを鞄にしまって、ちょっと視点を変えて歩くだけで、見知っているはずの土地から様々なものが浮かび上がってきます。

なんとなくオシャレだと感じていたあの町には、実はこだわり満載のアートが隠れていたり。

昼に訪れるのがメジャーなあの観光地では、実は夜にライトアップが行われていたり。

そうして歩いて感じた経験は、レビューサイトの美麗な写真を眺めるだけでは得られない、自分だけのものです。焼けるような暑さだって、振り返ってみれば「なんだかんだ楽しかったな」と笑って話せる、思い出を形作るひとかけらになってくれます。

フリーペーパーで良さが伝われば私としてもこの上なく嬉しいですが、今回取り上げた場所でも、そうでなくても、ぜひ実際に「歩いて」みてください。同じ場所を歩いたとしても、きっと、違うものが見えてくると思います。

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