みなさん!

お祭りといえばなにを思い浮かべますか?

射的などの屋台や、わたあめなどの食べ物、花火や踊りなどがそうですが、何を着るか、も重要な要素になってくるのではないでしょうか!?

浴衣などは年に何回も着るものではないですから、特別感が出てより一層思い出に残ると思います!

ここではそういった祭り特有の装いについて特集するのでぜひご覧になってください!!


①浴衣

これは定番ですね!

しかし中にはこんな疑問を思った方もいるのではないでしょうか?

「なぜ浴衣はお祭りの時とお風呂上がりの時に着るのだろう、、、」

確かに似てはいますが、お祭りの浴衣とお風呂上りの浴衣は場面も着るときの感情も違いますよね。

この謎を紐解くには浴衣の歴史をたどってみる必要がありそうです。

浴衣の起源は平安時代にあります。

浴衣の語源なのですが、当時は「湯帷子(ゆかたびら)」といわれ、着衣して入浴するのが一般的でした。

現在の用途とはまた別ですね、、笑

ですが当時は、実際に湯につかることはなく、蒸気を浴びる蒸し風呂だったようです。

その後、吸水性が高く風通しが良いことから湯上りに着られる着衣となり、主に就寝時などの家屋で用いられました。

そして現在のようなお祭りで着られるようになった転機は江戸時代で、この頃から外で浴衣を着ることが一般的になってきました。

大きな要因は風呂屋が普及したことです。

多くの人が風呂に入るようになったことで浴衣が多くの人に広まり、その利便性から外出着としても用いられるようになりました。

また「天保の改革」により、町人は絹を着てはいけない、という規則が出来てからは木綿の浴衣がさらに発達しました。

そのようななかで、盆踊りや花見に浴衣で出かけることが流行するなどの文化が栄え、今に至ります。

蒸し風呂で着衣するという起源をもつことから、浴衣には暑い夏を涼しく過ごすための工夫がいっぱい詰まっているのです!

現在ではさまざまな色や模様も楽しめることから、夏のお祭りにはもってこいですね!

こうした歴史を知っていると、みんなが何気なく着ていたお気に入りの浴衣も、日本人の知恵と個性が詰まった装いとしてより特別感が増して、お祭りももっと楽しいものになるのではないでしょうか!?


②甚平

男の子は浴衣よりも甚平を着るひとも多いのではないでしょうか?

半袖半ズボンということもあり、かなり楽で動きやすいですよね。

お祭りでよく着られる甚平ですが、こちらは浴衣と違い、起源や名前の由来がはっきりしていないそうです。

江戸時代に庶民の衣服として開発され、それから普及していったという説が有力なようです。

また由来に関しては、甚平という人が考えたという説や、戦国時代の武士が着用する陣羽織に形状が似ているという説まで様々です。

着るときの楽さから、友達などと楽しくお祭りに行くときはぜひ甚平を着ていきたいですね!


③浴衣ドレス

最後に浴衣ドレスを紹介したいと思います!

中には「浴衣ドレス」を初めて聞く方もいるのではないでしょうか?

実はこの浴衣ドレス、浴衣の華やかさと甚平の動きやすさを掛け合わせた画期的な服なのです!!

浴衣とは違って上下セパレートになっているので、着ることも動くこともしやすくなっています。

また柄も和柄に限らず、洋風な柄や斬新な模様などがあるので、自分にあった浴衣ドレスを着ることが出来ます。

ですが、大人は浴衣のイメージがいまだに強いので浴衣ドレスを着るのはなかなか勇気が必要かもしれません。

浴衣ドレスは小さい女の子の特権かもしれませんね!



以上、お祭りに着るものを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

年に数回しかないからこそ、自分の好きなものを着ていい思い出にしたいですね!