M-1グランプリがありましたね
こんにちは、文学部1年羽田です。
タイトルからお分かりになる通り、先日M-1グランプリがありましたね。
そのレポを前々から書きたくてHP班の偉大なるメンバー方にお伺いしたところ軽めにOKが出たんですね。
つまりもうこのページを私的利用しても良いという許可がゆるっと下りたわけです。なんとゆるい。
本当は昨日Gyaoさんで25時までやっていた生配信見た後、朝にかけてこの記事を書こうと思っていたんですが、あまりに感情がぐちゃぐちゃな上にエアコン強風にしたら目が乾燥しまくってほぼ開かなくなってきたので断念しました。
でもやっぱり当日の記憶だけで書くことにしました。流石にネタの見返しとか点数の見直しとかはちょっとしますが、他の、審査員との絡みとか敗者コメントとかの見直しはしないことにしました。多分そこまで見返してしまうと言いたいことが増えて大変なことになるので。その辺は記憶だけで書きます。なので違ったらすみません。
前置きはこの辺にしといて本題に入りたいんですけど、まず、
見ました?
とんでもない大会でしたね。いつもだけど。それにも増して。
準決勝から面子がおかしくてもう心臓が塵になりそうでした。もうここ一週間くらいは本当に胃痛が酷かったです。原因不明ですが多分M-1への緊張じゃないですかね。じゃなかったら何だったのあの胃痛。怖い。
あ、このままベラベラと話し始めてしまいそうなので、その前に。以下超重要注意事項です。
1.私はお笑い通ではないです。ただただちょっとお笑いが好きな人です。多分変なこと言いますが勘弁してください。
2.結構正直目に感想を書きます。そしてあくまで感想です。ガチガチの分析とかできません。勘弁してください。
3.私は見取り図が好きなので多少というか大分贔屓目で見てると思います。他にも贔屓している芸人さんがいます。それが文に滲み出る可能性があります。勘弁してください。
4.観る予定があるけどまだ見れていない人は見ないでください。ネタバレをふんだんに含みます。勘弁して下さい。
あの、本当に通じゃないので難しいことはさっぱりわかりません。純粋な感想を書きます。分析チックなことを書いてるようにみえることもあるかもしれませんが、あくまで個人的な感想です。言いましたよ私は。言いましたからね。
本当に勝手なこと言ってるだけなので、どれくらいの方が読んでくださるかわかりませんが、普通の拡散ではない晒し目的の拡散とか、ましてや本人に送り付けるとか絶対やめてください。そんなことされたら呪ってしまいます。言いましたからね。
では、今年のM-1グランプリ、振り返っていきましょう。
目次↓↓
敗者復活戦
19日午後2時55分から敗者復活戦が行われましたね。
敗者復活と言えば野外ですよね。
極寒の中の漫才、これが最高にかっこいい。
極寒の中、漫才を見るのも最高だろうなと常々思っておりまして敗者復活戦観覧に申し込んだんですけど当然のように落ちましたね。
まあそんなことは良い。敗者復活ね…。
今回の敗者復活戦、本当に凄まじい面子でした。
なにこれ決勝?みたいな。
昨年3位見取り図、決勝戦2度経験ありニューヨーク、他にも決勝経験のある東京ホテイソン、からし蓮根、さや香…。
やば(混乱)
当日12時半から敗者復活戦出番順抽選会の配信があったんですが、そこで決まった順番でネタを披露していきます。
あ、そう、あと、敗者復活戦は国民投票。国民が面白いと思った3組に投票することができます。つまり私たちが審査員なので、その準備として、公式サイト上でネタが終わったコンビから順次点数を付けることができました。
私ももちろん点数を付けながら見たので、まあ一応点数を記載していきますね。誰得?
①キュウ
まず、去年も敗者復活戦出場 キュウ。ルパン三世の質量のネタ。
流石の静かな入り。そして独特。
去年の敗者復活戦で初見だったんですが、その時と纏う空気は一切変わらずネタの型がグレードアップしている感じでした。
去年はボケのぴろさんがしめやかにボケて、清水さんが静かにツッコむというネタでしたが、今年は2人ともがツッコまないパターンに変わっていました。
それにしてもまさに独特の世界観。引き込まれる。
ただこのネタ結構一回わからなくなるともう2人の世界に入れなくなる感じがしました。途中まで付いていけていたんですが、アホなので途中で頭が動かなくなり置いてけぼりになりました。
というか今調べて知ったんですけどボケの方ぴろさんっていうんですね。何その名前。
ぴろさんも独特ですけど清水さんも独特ですよね。宮本浩次さんの「昇る太陽」とのコラボ動画でかっこよく語っていらしたので「こういう人なんだ」と勝手に近づけた気がしていたんですが、敗者復活戦の合間のMC陣内さんとの絡みでまたわからなくなりました。どういう人なんですか?
ネタはもちろん面白かったですが、トップバッターということもあるので80点と付けました。
②アインシュタイン
結構お早目の登場、アインシュタイン。いなもんのネタ。
アインシュタイン、という感じのネタ。ゆずるの兄貴のテンションがいつもより高く見えたのは小さい少年の役だったからでしょうか。
アインシュタインのネタ割とグロ感があるんですけど、ツッコミ・ゆずるさんのビジュアルと、最近はもうメディア露出の増加とかグッズ展開のおかげでボケ・稲田さんのビジュアルがポップに見えてくる呪いがかけられていたりと、色んな影響で全然グロく感じないのが凄い。アインシュタイン、というかあの2人にしかできないネタ。
安定して面白かったです。というか、世界が深すぎるキュウの後にここまでやれたのは流石の流石でした。
ネタがとても好みだったので87点。
③ダイタク
敗者復活戦常連 ダイタク。葬式のネタ。
去年より面白かったです。去年はなんというか、上手すぎるというか、上手く作られたネタを2人がやっている感じがしていたんですが、今回は上手い2人がネタをやっている感じがしました。
練習量が見えちゃった感が明らかに減った感じがします。偉そうにすみません。感想です。あくまで。
ていうか私ネクタイなしの大さんと拓さんを見分ける技を身に付けたのつい最近なんですよね。にわかですみません。勉強中です。
減ったとはいえ、まだロボ感があったので84点。
④見取り図
今年は何かと4に縁がある見取り図。去年は決勝にストレート進出、結果3位でした。左利きのネタ。
今年は、というかいつもなんですが、敗者復活及び決勝当日フレッシュに見たくて、予選のネタは見ないようにしているんですけど。このネタは知ってました。というのも、ニューヨークと一緒に開催した「ピアス」というライブで披露していたネタだったんです。
正直言うと「左利き」といワードが出た時点で「お、まじか」と思いました。ピアスで観た時は物凄く面白かったんですが、M-1用に4分にまとめると面白さが減ってしまうネタのような感じがしたんです。時間をたっぷり使うからこその面白さのような。
でもそこはもちろん劇場番長。劇場にたくさん立ってきて、たくさん練ったんだろうな、と思いました。凄く面白かった。
ワードが相変わらず強くて、「やよい軒」が一番ハマってた感じがしました。
ただ、本当に少しだけ、物足りなさが残りました。
去年の決勝戦1回目のネタ、あれは本当に面白くてとんでもないネタだったんです。
だからその最高峰レベルのネタが見れるんじゃ、と期待しすぎてしまっていたんだと思います。ファン以外も、「テレビでよく見る、しかも去年3位の見取り図」と期待値が大きすぎてしまったような感じがしました。
そんな物足りなさは感じつつ、ファンとしてのフィルターもかかっていてもう物凄く面白く感じたので88点。
ちなみに、毎年見取り図のスーツを見るのが好きなんですが、今年はボケ・リリーさんのスーツの裏地が可愛くて話題になっていましたね。
裏地が派手なの物凄く好きなんですよね。去年も動く度にちらちら除く治安悪めの裏地に心掴まれておりました。
ということでスーツの裏地が素敵だったので+1点で89点。ファンなんてこういうもんです。だから贔屓してるって言ったでしょうが。
⑤ハライチ
M-1久々エントリーにしてラストイヤー ハライチ。力を授けるのネタ。
ウケたなあ…。ハライチだなあ…。
ていうかツッコミの澤部さんが半袖なのシンプルにひぇって感じでした。寒そう。そういえば去年の5組目インディアンスも半袖だったしなんでそこ継承したんですか?
と思ったらなんか着る予定だったトレーナーが行方不明になってたらしいですね。もう運命でしょうね。
途中澤部さんに笑いそうになる岩井さんで、かかりやすい敗者復活という勝負の中でのハライチの余裕が見えました。
ただしボケ・岩井さんが黙りこくるネタだったのもありタイムオーバー。タイムオーバーを知らせる爆発音に澤部さんがキレるという下りでまた一笑いと、もう何が起きても笑いが起こるくらいに会場を温めて退場。
流石でしたね。ただ、個人的には、個人的にはですよ、タイムオーバー後10秒程ネタ継続はどうなのかな~とちょっと思いました。一応4分間というのは、敗者復活戦までは厳密なルールだと思っていたので。
87点でしたがそこだけ気になったので-2点で85点。
⑥マユリカ
見取り図ファンの間での知名度が異常なマユリカ。ドライブデートのネタ。
ちょっとびっくりするくらい面白かったな。
ハライチで温まったから、だけとは思えません。確かに爆発しやすい会場にはなっていましたが、もともと着火しやすい大爆弾だったと思います。
マユリカ、この2人のいい感じの気持ち悪さが最高なんですよね。
ツッコミ・中谷さんの演じる女の子が良い感じに狂っててめちゃくちゃ好きなんですけど、今回響き渡りまくってましたね。
最初こそ「知らない奴のネタ」として見られていたのが、「イヌイの車」あたりから最後にかけてお客さんたちにバッチリハマって、大爆笑も大爆笑。もうなんていうか、マユリカ旋風でしたね。
しかしあの寒さの中あの威力のビンタは痛いだろうなあ。
色々とハチャメチャなのでもっと名が知れて欲しいような欲しくないような、そんなコンビです。
ちょっと面白さが異常だったのと好みだったので90点。そういえばマユリカのコンビ名の由来なんだったっけ。
⑦ヨネダ2000
唯一の女性コンビ ヨネダ2000。YMCA寿司のネタ。
なんだかわからないまま気付いたら笑っていました。なんだこれ。
なんかスピードアップしたところで、小さい頃にゲームボーイアドバンスのリズム天国で遊ぶ姉を隣で眺めていたのを思い出しました。
立ち位置右(どっちがボケなのか不明のため立ち位置で失礼します)愛さんとかほぼ喋ってないですし、なんだかわかりません。けど笑っちゃうんだよなあ…何これ…?
なんか、立ち位置左の清水さんの声凄く良いですよね。永遠に聞いてられる。だから独走しだしても、色んなキャラを作り出しても聞いてられる、という気がします。
ていうかさっきから今回の敗者復活戦の清水率凄いですね。見取り図リリーさんも本名清水さんなんですよねごめんなさいそろそろ黙ります。
途中2人で声を揃えて歌うところでごちゃっとしてしまうという結構致命的なミスがあるんですが、それで止まらず加速していくのも凄かったです。結局そんなミスあったっけ、くらいまでカバーできていて本当に凄いと思いました。
圧倒的満足感と衝撃度、何より面白すぎたので88点。
⑧ヘンダーソン
突然M-1準決勝浮上 ヘンダーソン。モテる男のネタ。
ヘンダーソンといえば「石焼き芋」のネタ。
一時期チヤホヤされましたが最近はめっきり見なくなりましたね。決して馬鹿にしてません。これこそM-1ですねという話です。
漫才で準決勝まで実力で上がってるの激熱すぎませんか。これが大好きなんです。
最高にかっこよかったし、面白かったです。
何してんだっけ、とこっちが思い始めたくらいでの「何やってたっけな」が絶妙すぎて最高でした。
ただ、毎回のツッコミワードはそれぞれウケたけど、その後のやり取りの間で毎回盛り上がった会場が落ち着く時間ができている感じがしました。
面白かったんですが、そこが気になったので82点。
⑨アルコ&ピース
ラストイヤー アルコ&ピース。鳥になりたいのネタ。
アルピーでしたね。
アルピーのスタイルをラストイヤーまで貫き通すのは流石にかっこよかったですね。
やりたいことをやって決勝狙う感じがとってもかっこよかったです。
色んな意味で誰よりもメッセージ性強かったんじゃないですかね。酒井さんの魂の叫びも。最高でした。
ラストイヤーにふさわしいネタだったと思います。色が全面に出ていました。
ラストイヤー、悔しい結果で終わってしまいましたが、今後の活躍に大いに期待しています。お疲れさまでした。
個人的に笑いよりも、じんとくるところが勝ってしまったので80点。
⑩カベポスター
2年連続敗者復活戦出場 カベポスター。ストリートミュージシャンのネタ。
面白かったです。なんとなく共感性が高いネタだな、と思いました。そっちがあれっぽいな、という会話、日常で既視感がありますし。
2人の声も静か系漫才では圧倒的な声質ですよね。落ち着く声。
ただ、去年の英語が苦手のネタもそうだったんですが、カベポスターのネタはメモを取りながら聞きたい感じがしました。結構頭使うような。
アホなので頭の中で登場人物をすぐにさっと思い出すことができなくて、結構置いてけぼりになった瞬間がありました。
ツッコミを聞いてから「あー、きっとそうなんだろうな」と思う感じでした。去年決勝で東京ホテイソンがやっていたネタと同じような感覚。笑いより納得が勝ってしまう感じ。
そうは言いつつとても面白かったので84点。
⑪ニューヨーク
昨年のファイナリスト ニューヨーク。芸能人の友だちのネタ。
相変わらず治安の悪いネタですね。物凄く好きです。
このネタ人変えればいくらでもできそうで相当楽しいネタなんだろうな、と思いました。
ただハマらなかったなあ…なんでだろう?
もうニューヨークのスタイルは過去2回の決勝進出で世間にバレてるので、治安の悪さに引かれたとかはないと思うんですよね。
私はニューヨークだなぁ、と満足だったのでハマらなかった理由はわかりません。途中ボケの嶋佐さんが五郎ちゃんにしか見えてなかったです。嶋佐さん演技派ですよね。
ただ、これは本当に個人的な意見ですが、私はツッコミ・屋敷さんが嶋佐さんに翻弄されるネタよりも、嶋佐さんのボケ一個一個にほぼ暴言みたいなツッコミをする、去年のネタの方がタイプでした。屋敷さん結構フレーズが強いし、屋敷さんはへにょへにょキャラを演じるよりも屋敷さん自身のままでツッコんだ方が良さが出ている気がして好きです。
なので、そういう好みの問題と、会場にあんまりハマっていない感じがしたので83点。
⑫男性ブランコ
キングオブコントから怒涛の快進撃 男性ブランコ。温泉旅館のネタ。
なんなんですか彼らは…?
面白すぎる。
面白い…冷静になって見ると、結構王道のネタなんですよね。
王道中の王道な設定に、ボケも結構王道寄りのボケ。なのに溢れ出る新鮮さと個性。なんで?
これ多分このお2人だからじゃないかなあ、と思います。所謂マンパワー。
2人ともとっても柔らかな印象があります。
キングオブコント(KOC)はネタ自体優しいネタだったので特に気にならなかったんですが、今回結構「食中毒」とかネガティブなワードが出ていたのにも関わらず、優しい印象が残ったので、これは多分2人のふわふわした雰囲気のおかげだろうな、と思います。
もっと色々なネタを見てみたい…!と思わざるを得ないネタでした。漫才もできるんですね。本当に最高に面白かったです。
男性ブランコの存在は、去年からコロコロチキチキペッパーズのYouTubeチャンネル「よろチキチャンネル」をよく見ていて、その中で「エリート同期」としてよく名前が挙がっていたので知っていました。
ただネタ自体は今年のKOCで初めて見たんですが…これはエリートだろうな、と思いました。
そこから色んなコントを見ているんですが、これからは漫才も見よう…。
ちなみにベタですが、「花」のコントが一番好きです。コントで泣くことってあるんですね。見たことない方は男性ブランコの公式YouTubeチャンネルで上がっているので是非。衝撃作です。
本当に面白くて、もっともっと見たいと感じたので91点。全治癒。
⑬東京ホテイソン
昨年のファイナリスト 東京ホテイソン。クイズのネタ。
掴みが圧倒的優勝でしたね。最速の掴みで爆発してました。
ネタの内容は、去年オール巨人さんに指摘されたわかりにくさを改善した手術痕が見えました。
去年よりわかりやすくなっていて、とても面白かったです。ツッコミ・たけるさんの声も相変わらず響き渡っていました。
あの「いーや!」のスタイルってすごいですよね。今さらですけど。どんな流れで生み出されたんでしょうか。パワーがすごい。
威力が30倍になった霜降り明星・粗品さんという感じもします。2018年の決勝で松本人志さんが言われていたように、粗品さんは観客がツッコミたいタイミングでそれよりちょっと次元が上のツッコミをする、というスタイルなので全く違うんですけど、タイプが似ているな、という気がしました。
東京ホテイソンの勢いが出ていてとても面白いネタでしたが、オチが少し物足りない感じがしたので83点。
⑭金属バット
敗者復活の帝王 金属バット。特技のネタ。
いや~金属バットですね。素晴らしかった。
スレスレでしたね、色々と。
「左」の掴みはもう凄いですね。金属バットのネタ中で一番笑いました。
毒が致死量に近いくらい詰まっている感じでした。最高でした。スタイルはこんな感じなのに割と正統派漫才なのもめちゃくちゃ面白い。
投票お願いしますね、からのイルカからのおへそ解禁はどこまでがアドリブなんでしょうか。いいですね。このネタ終わりから、人によっては「は?」と思うかもしれませんが、今年本当に懸けているんだろうな、と感じました。
金属バットもこのネタもとても好きなんですが、個人的な感性の問題で、笑えたポイントが僅かに少なかったので84点。
⑮からし蓮根
2019年ファイナリスト からし蓮根。居酒屋のネタ。
個人的にからし蓮根、めちゃくちゃ好きなんです。一昨年の自動車教習所のネタはもちろん、去年敗者復活戦でやっていたラーメン屋のネタも何回も見てます。
他にも色々とからし蓮根を漁っていた時期があったんですが…
今回のこのネタ、見たことあった!多分昔からあるネタの中から自信のあるものを持ってきたのだと思います。
流石に面白かったです。上手いですよね。
一個一個のボケの威力が凄い。それにバシッと入る熊本弁のツッコミも面白い。
個人的にネタ後半荷物を取る下りが最高に好きです。大男が踊ってるのとか見るだけで面白い。
前からなんですが、からし蓮根もっと評価高くていいのにな、と思うんですよね。こんなにも面白いのに。
なんでハマらないのか色々と考えているんですけど、今思っているのは、少しボケとボケとの間に壁が見えるような気がします。
なんというか…うーん、IPPONグランプリを見ている時と同じ感覚?
ある人が大喜利をして大爆笑があり、その次の人が大喜利の答えを出すまでにどうしても間がありますが、それが1本のネタ中に生まれているような。
何はともあれ面白かったので、応援も込めて86点。
⑯さや香
2017年ファイナリスト さや香。からあげのネタ。
からあげのネタと書きましたが合ってますかね?わかりません。
なぜ彼らはこれを選んだんでしょうか。決勝行く気あるんでしょうか?体力的に。
物凄く燃え尽きてましたけど…本当に全体力を使い切ってて心配になりました。
なんか…ラストにして凄いものを見ました。
多分40度くらい熱が出てたら完治するくらい笑ったと思います。
ちょっと平熱で、さらに正統派からし蓮根を見た後だったのでちょっと感性がついていけなかったです。
立ち位置左(もうこれは左かもわからないけどとりあえず左)新山さんの熱量はもう笑うしかないので、2017年の歌のお兄さんのネタはもう大好きすぎて数十回リピートしてるんですよね。
ただ最近ボケツッコミを入れ替えたと小耳に挟んでいて、どうなるんだろうとそわそわしていたんですが、ボケとかツッコミとかの概念が消滅していましたね。
あとノンスタイル石田さんだったか陣内さんだったか忘れましたが、誰かがおっしゃっていた通り、立ち位置右・石井さんの足音が想定の50倍はあって面白かったです。
強い気持ちでいった結果なんだと思います。さや香ですね。
さや香のスタイルはお茶の間に轟きましたが、引かれちゃってた感じがあるのと笑うには私が元気すぎたのとお2人の体力が心配だったので81点。
ひとまずここで敗者復活戦が終了。ここから投票が開始されます。
色々と正直な気持ちで考えた結果、私は見取り図、アインシュタイン、男性ブランコに投票しました。
点数的にはマユリカも入れたかったのですが、見取り図は言わずもがな、2組目ですぐに自分たちの世界にさらりと変えたアインシュタインの衝撃と感動が忘れられなかったのでアインシュタインに入れました。ごめんよマユリカ。
敗者復活戦の結果、つまり誰が決勝戦に進むことができるのかがわかるのは、決勝の笑御籤で「敗者復活組」が引かれた時。
それまで本人たちもこっちもドキドキしながら待ってなきゃいけないわけです。寿命縮みますよ本当に。縮んでる音が体内から聞こえますもん。本当に。
そういうわけで決勝戦の配信が始まる6時34分まで飛びます。
決勝戦
いよいよ始まってしまいました。今年の王者を決める闘い…!
今年は少し革命でしたね。決勝進出組の面子が。結構謎に包まれたコンビが多く、その分期待値が高い決勝になっていました。
私は頑張って勉強中ですがまだまだ知識が少ないので、そもそも知らないコンビや、名前しか知らないコンビも複数いました。
「人生、変えてくれ」
このテーマにピッタリの面子。
ただ、私はこのテーマは決して無名の若手だけに向けられた言葉じゃないと思ってます。
もう既に世間に「バレている」コンビにとっても、M-1は人生を変えてくれるものなんだと思います。長くなるのでこの辺でストップ。
なんか今年オープニングVTRみたいなの多くなかったですか?細切れに凄い長い時間やってましたよね。どんだけ煽るの?公式からこんなにも供給があるので軽率に煽られて物凄くアツくなりました。
オープニングから喋り倒すと大変なことになるのでこれだけ。「人生、変えてくれ」で盛山さんの肩を叩くリリーさんを見た瞬間ぼろぼろ涙出ました。以上です。これ以上はやめておきます。
あ、あと、今年の「俺たちが一番面白い」枠はゆにばーす・川瀬さんでしたね。めちゃくちゃかっこよかった。川瀬さん、今年のファイナリスト発表時の雄叫びも最高でした。
そんなかっこいいオープニングの後、今年も司会を務められる今田さんと上戸彩さんが登場。記憶違っていたらすみません。
お2人ともBKBポーズしてましたね。多分前説BKBさんだったんでしょう。できてない彩ちゃんかわいい。
今年の上戸彩さんも相変わらずお綺麗でした…かわいい…。黒も似合うんですね。何色が似合わないんですか?
そして審査員たちの登場。
幕がバッと下りて7名が登場した時かっこよすぎて爆笑してしまいました。ちょっとかっこよすぎません?
漫才の大会の審査員で、錚々たる漫才師が揃う中、真ん中に落語家が立つ国。いいですね。日本に生まれてよかった。
FIRST ROUND
そしていよいよ始まりです。毎年この瞬間嫌ですね。トップバッターが決まる瞬間。
笑御籤を引くのは今年大活躍だったアスリート、水谷隼さんと阿部詩さん。
…そのシステム戻ってたんですね。知らなかった。
①モグライダー
トップバッターは決勝初登場 モグライダー。さそり座の女のネタ。
面白すぎましたね、ちょっと。
トップバッターなのが本っっっ当にもったいない。
まあ誰かがトップバッターになる運命なのでしょうがないと言えばしょうがないのですが。
モグライダーがトップでこんだけやったので、決勝は敗者復活とはやっぱりちょっと違うな、という感じがすごかったです。
完成度がとんでもなくて、もうずっと聞いていたかったです。
審査員の方もおっしゃっていましたが、さそり座の女をそんな風に考えたことなかったし。
そのちっさい隙間から4分のネタを、しかもあれだけのものを作れるの本当凄いですよね。
お恥ずかしながら、モグライダーさんのネタは初めて拝見したんですが、とんでもないですね。
ネタ終わり、お2人とも凄く良い表情をしていて、それが印象的でした。これからもちょっと動向を見守りたいです。
結果は637点。トップバッターとしては大健闘も大健闘。物凄かったです。
②ランジャタイ
暴れ馬 ランジャタイ。強風のネタ。
いや~~~~~どうでした?
志らく師匠がおっしゃっていましたが、本当に0か100ですね。
ちなみに私は100側でした。今大会で一番笑いました。死ぬかと思った。マジで。
自分の笑い声でしばらく気付かなかったんですけど、隣の母は微動だにしてなくてびっくりしました。
そしてちょくちょく映る上沼恵美子さんと松本さんの表情もびっくりしました。あれ?怒ってる?
それで点数は628点。志らくさんだけ96点の高得点。
なんかこの比率がもう物語ってます。多分この6:1がランジャタイを表す比率だと思います。国民も多分6:1で分けられると思います。だってもう家庭内で1ミリも笑ってない人見つけちゃってるんで。
最高でした。ネタ終わりほぼ放送事故みたいになってたのも含めてとんでもなく面白かったです。
あんなん生で見た日には眠れないだろうな。
なんか最初は「決勝に進む世界戦のランジャタイはどういう感じなんだろう…」と落ち着いて見てたんですが、気が付いたら床に倒れて笑ってました。ただあの4分間で何が起きたのかいまだによくわかっていないので、ちょっとネタ見返したいです。何が起こっていたんですか?
終わった後の「なにこれ?夢?」感がすごかったです。高熱の時に見る夢みたいなネタでした。
どうでもいいですけど最初の煽りVTR、ツッコミ・伊藤さんが盛れすぎてて声出ました。かわいい。
③ゆにばーす
執念の決勝再降臨 ゆにばーす。ディベートのネタ。
グレードアップが凄まじいですね。特にボケのはらちゃん。
はらちゃんがとんでもないですね。前回決勝で見たはらちゃんと全く違う。
正直、はらちゃんには去年の敗者復活戦の時に既にびっくりしたんですが、凄いですね。
ネタもとんでもなく洗練されまくっていました。流石です。
点数が638点とハネなかったのが結構びっくりしたんですけど、ちょっとだけ考えました。
言っていること全部面白いんですが、笑うことに躊躇いが出てしまうというか…。
ゆにばーすは男女コンビで、それが強みです。
ネタもその特徴を生かしたものがほとんどなんですが、本当にいやらしい意味じゃなくて、生物学的な意味で「性別」というものを扱うものが多いと思うんです。
なので、「あ、面白いけど笑っちゃって大丈夫かな」という一瞬の葛藤がお客さんと審査員の方々に生まれてるような感じがしました。
誰も悪くないし、私はこういう漫才という場でその葛藤はご法度だと思うんですが、どうしても色々と気にしなくてはならない時代のせいなのかな、と思いました。
だからそれにゆにばーすは合わせなきゃいけない、と言いたいわけではないんですが…むしろ今のスタイルのままのネタが見たいんですが…難しいな、という話です。
ちょっとド素人なので偉そうに「こうすれば?」とか言えないしそんなの思いついてもないのでこの辺にしておきます。
ああ川瀬さん本人にこの記事が届きませんように。万が一、億が一届いちまった時のために謝っておきます。偉そうなこと言ってすみませんでした。応援してます。
④敗者復活組
え~~~~~4番目で敗者復活組は激アツすぎましたね~~~~~~~~
ちなみに興奮する暇とかなかったんですけど。「敗者復活組」の文字見て一気に具合悪くなりました。
ここで極寒の敗者復活戦ステージに中継が繋がります。
各コンビ自分たちののぼり旗の前に整列していました。その姿見るだけで心臓ガタガタ。
投票数が少なかったコンビから順に名前が表示されていきます。
毎年、まあ去年はコロナとかいろいろあってなかったですが、この瞬間あまりにあっけなく夢が散っていくの本当に心臓軋む。
しかもいつも6位まで一斉に出て、5位から3位までゆっくり出て、最後2組に絞られてから今田さんが1位のコンビを発表していたような気がしたんですが、今年は4位まで一気に開示されてその後3組のうち1組が今田さんに呼ばれるという流れになっててあっけなさが増してましたね。
16位から呼ばれた順に、
16位 キュウ 15位 カベポスター 14位 ダイタク
13位 ヘンダーソン 12位 さや香 11位 アルコ&ピース
10位 ヨネダ2000 9位 からし蓮根 8位 ニューヨーク
7位 アインシュタイン 6位 マユリカ 5位 東京ホテイソン 4位 見取り図
でした。
いやー最後見取り図の名前見た時なんか喉が勝手に叫んでましたね。喉痛かった。痛かった。色々。
あーーーー悔しいなーーーどんだけ4に縁あるんすか。
その後コメント求められて「やり切りました!」って言ってる盛山さんとその隣で頷くリリーさんの顔直視できなかったです。あ~と思って泣けてきちゃってもう大変でした。
その後コメントしたニューヨークの屋敷さんの顔も目にこびり付いてます。忘れらんね~。つら~。
最後に残った3組は、金属バットにハライチ、そして男性ブランコ。
このあたり記憶がないので割愛します。
そして今田さんが決勝進出を決めたコンビを読み上げます。
呼ばれたのは、ハライチ。
すぐ後ろを向いて「国民ダルいっすわ」と項垂れる金属バット・友保さんの表情や、さっきの見取り図やニューヨークの様子、表情、もちろん他のコンビの気持ちも考えると、もう、なんというか…
ハライチいけ!かき回せ!
と叫びたい気分でした。
謎に進む通路がわからず若干グダりつつ隣のテレビ朝日スタジオに直行するハライチ。
敗者復活戦から駆け上がったとは思えない程冷静に落ち着いた様子で移動していて、貫録を感じました。
CMを挟んで、すぐにネタへ。
決勝の舞台でやったネタは、敗者復活戦でやったものとは違うネタでした。ネタを変えるのは結構珍しいのですが、どうしても決勝でやりたかったネタがあったみたいです。
ひたすらにボケ・岩井さんが過剰にキレるネタ。
今までのハライチとは違うハライチを見せ、ラストイヤーのネタが終了。
ラストイヤーの晴れ舞台で、新しい自分たちを見せる勇気と、まだ変わり続ける進化が見えました。
点数は636点とあまり伸びませんでしたが、お2人ともやりたいことができて大満足の様子でした。
と、この時点で4位となってしまったランジャタイが敗退。敗者コメントはスベるのが常なんですが、ここで巨人師匠のパネル登場、大爆笑でした。あんな盛り上がった敗者コメント見たの初めてです。
⑤真空ジェシカ
新たな正統派 真空ジェシカ。1日市長のネタ。
めちゃくちゃ面白かったです。マジで。
ていうか、物凄くタイプの漫才でした。
穏やかなボケにおどおどしながらツッコむ。このタイプの漫才が似合う方々でした。
男性ブランコとタイプが似ている気がします。とっても好きです。
真空ジェシカも、Help meのハンドサインとか結構凄いこと言ってるんですが、穏やかに進むのでとても面白く楽しめました。
高学歴ということで、難しい用語がたくさん出てきたのですが、ツッコミのおかげでわかるという仕組み。
理系の二進法の数え方初めて知りました。ゴリゴリに文系なので。
真空ジェシカのネタ、確かに正統派ですが、新しさもある漫才でした。
しかし点数はそこまで伸びず638点。
ここで真空ジェシカの点数が伸び悩んだ理由は私にはわかりません。なんで?
強いて言えば、掴むまで少し時間がかかっていたからでしょうか。カウントダウンTVが審査員に刺さらなかったんかなぁ。
⑥オズワルド
3年連続決勝戦進出 オズワルド。友だちのネタ。
いや…ハネたな~
オズワルドは毎年ミルクボーイの後だったりマヂカルラブリーの後だったり、静か系漫才師としてはかなり厳しい順番ばかり引いてきたのですが、今年はCM明けに引かれるという好環境でネタを披露できました。
相変わらずしっとりと始まる漫才。オズワルドですね。
そこからどんどんペースが上がっていき後半はもう手が付けられない程ウケてましたね…。
ボケ・畠中さんのサイコ感が大ハマりでしたね。6番手が来るまでそこまでの大爆発がなく、笑いたいフラストレーションが溜まっていた会場が一気に揺れた感じでした。
何より凄いと感じたのは、去年のアドバイスをしっかり今年に活かしていましたね…。凄くないですか…?
今回も少々触れられていましたが、去年のオズワルドのネタに対し、松本さんが「オズワルドは最後まで静かに見たい」、巨人師匠が「(ツッコミ・伊藤さんが)もっと序盤から大きな声で言って方が良い」と正反対のことを言っていたんです。
どうすればいいんだ…?と本人たちも戸惑っていましたが、それがこんな形に完成するんですね…。
最初サイコ感溢れるボケに伊藤さんが大きめの声で戸惑う、これで巨人師匠のアドバイス、そして伊藤さんのテンション及び声量の振り幅は一貫して抑え目、これで松本さん。
どちらのアドバイスも抑えたうえでこの完成度、このウケ。
は…?
凄すぎて頭爆発しそう。
流石でした。見事でした。
また、同時に、審査員のアドバイスは、一見正反対に見えても的を射ているんだな…と改めて思いました。そちらも流石です。
得点は突然の跳ね上がり、665点。
散々サイコで盛り上げといてのしっとりほんわかハートフルオチ。大爆発をそのまま花火にしたようなオチでしたね。沈火したわけではなく、綺麗に空に打ち上げて終わった感じ。例えさっきからわかりにくくてすみません。
⑦ロングコートダディ
才能の塊 ロングコートダディ。生まれ変わりのネタ。
Mー1グランプリ終了後の配信で、ファンの方がおっしゃっていましたが、凄く優しい死後の世界を見ました。
最初の「肉うどん」でそこまで掴み切れてなかった感じでしたが、それがどんどんハマっていった感じでした。
ツッコミの兎さんの演技力がマジで肉うどんで最高でした。あと流石のネタ。面白い。
また配信で聞いたんですが、堂前さんが、兎さんに実際に生まれ変わったら何になりたいか聞いて、「ワニ」と即答だったところからこのネタ作ったらしくてもう「は…?」という感じでした。頭どうなってんの?意味が分からないです。天才なんでしょうね。流石です。面白かったです。
ただ松本さんがおっしゃっていた通り、最後センターマイクを外れたまま終わったのは少し寂しい感じがしました。
点数は649点。
ちなみに我が家ではロングコートダディが一ウケだった気がします。
⑧錦鯉
2年連続ファイナリスト年長記録更新 錦鯉。合コンのネタ。
もうどうしようもないくらいバカなネタでしたね。
でもそれをおじさんが全力でやるからもうこっちもとんでもなくバカになれちゃうんだよなー…本当に魅力的なコンビですよね。
あんな勢いであんなネタやられちゃったらそりゃあ笑っちゃいますよね。
陽気で元気いっぱいに爆音でバカなことを言い続けるボケ・長谷川さんと、割と凄まじい音を出して叩き、割とキツい言葉でツッコむ渡辺さん。あの勢いとコントラストの畳みかけは凄まじかったです。
錦鯉については当然色々と思うところがあるので、今はこのくらいにしておきます。
得点は655点。ここでゆにばーすと真空ジェシカが敗退。
真空ジェシカの敗退コメント物凄く笑いました。一瞬理解できなかったんですが、わかった時のじわじわ来る感じがめちゃめちゃ面白かったです。
⑨インディアンス
超特急で念願の決勝ストレート インディアンス。怖い動画のネタ。
とんでもないスピード感でしたね。ボケノンストップ。
もう勢いが凄まじすぎて頭飛ぶかと思いました。
錦鯉の高齢アップテンポと完全に対比でした。若者アップテンポ。
たださっき錦鯉に散々頭をバカにされているので、インディアンスのノンストップ超特急高速ボケの繰り出しに着いていけない感覚が残りました。何個か聞こえなかったボケや消化できていないままのボケが残った感じでした。
この高速感がインディアンスの強みなんですが、順番が少し惜しかった気がします。今錦鯉の影響のように書きましたが、それよりも、9組目ということで審査員やお客さんがもう既に8個ネタを見終わっている状況、そして視聴者によっては敗者復活からぶっ通しで見ている人もいます。しかももうオズワルドや錦鯉が大爆発を起こした後。
そこにあのハイカロリーなインディアンスのネタは、少々胃もたれしたかなと。
もっと早めに引かれていたら点数もっといったかな、というような感じがしました。こればっかりはもうどうしようもないんですが。
以前からインディアンスのスタイルはあの通りなのですが、今年は特にハイテンポで暴走モードだったと思います。個人的な好みで言うと、あまりの疾走感で置いてかれるような感覚があったので、去年くらいのテンポの方が好きです。
得点は上沼さん大絶賛で跳ね上がり、655点。
⑩もも
エントリーナンバー6 もも。欲しいもののネタ。
「もも」って果物の「もも」のイントネーションなのか、「も↑も」なのかわからなかったんですが、本人曰く果物の「もも」らしいです。また一つ勉強になりました。
ところで、エントリーナンバー一桁で決勝進出は未だかつてないらしいですよ。ちょっとかっこよすぎますね。
ネタですが、めちゃめちゃ面白かったです。大筋が一応「欲しいもの」のネタですが、裏大筋は「~顔」の大喜利連発でしたね。
絶妙な例えが連発、そして「なんでやねん!」というツッコミ基礎の基礎のようなワードをお互い連発していて、なぜか早く次の「なんでやねん!」を聞きたいと思ってしまうようなネタでした。どちらも耳に心地良い威力の「なんでやねん!」だからだと思います。
あのネタやってて楽しいだろうなぁ…その後の審査前でも配信中も続いていたので無限にできるんだと思います。
ただ、これも順番の妙というか…やっぱり10番目で疲れの残るところに繰り返しネタが来て、観客側が少々ダレたような印象がありました。
もう少し早かったら、という印象です。
点数は645点。最終決戦に進めず、悔しそうな顔が印象的でした。もっと進化していって、来年決勝で見るのが楽しみです。
ここでファーストラウンドが終了。見事最終決戦に進んだのは、オズワルド、錦鯉、インディアンスの3組でした。
FINAL ROUND
ファイナルラウンドの出番順は、点数の低かった順に行います。これ前からこのルールでしたっけ?
①インディアンス
もっと売れたいのネタ。
いや~なんていうんでしょうか…インディアンスのベストアルバムという感じのネタでした。
ちょこちょこ見たことのある小ネタが入っていて、楽しさがひしひしと伝わってきました。
ボケの田淵さんが時々演じられる、面白すぎる女の子が大好きなのでそれが見れて大満足でした。
②錦鯉
猿を捕まえたいのネタ。
長谷川さんを見ているとなんか幸せになりますね。
長谷川さん1本目のネタも、他のネタもそうですが、結構乱暴で、結構凄いこと言っているんですが、あの声と勢いと底知れないバカ感がそれを極限まで和らげていますよね。凄いなあ…
オチの伏線回収は、見事も見事でしたね。
③オズワルド
割り込みのネタ。
オズワルドワールド全開。1本目と何も変わらない、最高峰の面白さ。
ただ、ご本人たちもおっしゃっていましたが、空気がもう錦鯉の空気になってしまっていました。
オズワルドのお洒落な上手い漫才が、少し物足りないような空気になってしまっていました。
ここで最終決戦終了。
ここから審査員が一人一組に投票していく形式になります。
ここの審査員が各々一組選んでいる時間、ドキドキで心臓が潰れていく感覚がたまらないんですよね。
そしてCMのあと~の下りもやり、とうとう発表の時。
左から、
オール巨人 : オズワルド
サンド富澤 : 錦鯉
ナイツ塙 : 錦鯉
立川志らく : 錦鯉
中川家・礼二 : 錦鯉
松本人志 : 錦鯉
上沼恵美子 : インディアンス
でした。色見づらくてすみませんが、この色で書かせてください。
審査員の方々は決めづらかったとおっしゃっていましたが、納得の優勝だったと思います。
泣きながら抱き合う錦鯉の姿は、もうグッとくるしかなかったですね。
後の会見で、この時渡辺さんが「ありがとう」と言っていて、それを聞いて長谷川さんも涙が溢れてきたと語ってらっしゃって、本当にいいコンビですね。
M-1ファイナリスト最高齢で、散々バカみたいなネタやってても、それでも、というか、だからこそ笑っちゃうし、元気が出る、というのはとっても不思議で、とっても素敵だな、と思いました。
日本中をバカにして、日本中を笑わせるのは、彼らにしかできない漫才だと思います。
今まで若い世代の台頭が取り上げられてきたところに、渋いおじさんが名を連ねるの、本当に面白いし、最高にかっこいいです。
これからたくさん仕事が増えて、本当に忙しくなると思いますが、本当に体だけ気を付けていただきたいですね。本当に。
あと、一刻も早く歯を入れられますように…
というわけで、今年のM-1グランプリも最高の最高でした。こんな最高な年に記事を書けて幸せです。
今見取り図のYouTubeチャンネルで更新があって、その関係で見取り図のことを延々と考えているのですが、それを書くと今回の趣旨がブレブレになるので止めます。じゃあ何が言いたいかというと、ちょっと今情緒がおかしいのでここから先、変なことを書くかもしれないということです。私は当然2人が決めたことに全力で付いていくだけです。
今までの記事と比にならないくらい長いこと書いてしまって本当すみません。ここまで読んでくださった方がどれだけいるかわからないですが、ありがとうございました。
M-1終わってから次の日の朝までには書き終えますよ(笑)とか言ってた頃の自分を殴りたいです。無理に決まってんだろ。3日かかったぞ。
あ、あと、注意事項通り、大分正直目には書いたんですが、それでも結構遠慮して書いたので、まだまだトゲっぽい本音的なことはヒヨって書けなかったので、聞きたい人は私に直接連絡ください。私の連絡先を知らない人は、すみませんが想像してください。
そして念のため繰り返しておきますが、
1.私はお笑い通ではないです。ただただちょっとお笑いが好きな人です。多分変なこと言いますが勘弁してください。
2.結構正直目に感想を書きます。そしてあくまで感想です。ガチガチの分析とかできません。勘弁してください。
3.私は見取り図が好きなので多少というか大分贔屓目で見てると思います。他にも贔屓している芸人さんがいます。それが文に滲み出る可能性があります。勘弁してください。
4番目はもう言ってもしょうがないので割愛。これだけお願いします。
あ~疲れた…けど幸せ…ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました。
今後もM-1グランプリ、是非注目してみて下さい。
今年の決勝ネタ、敗者復活戦ネタ、さらに準々決勝ネタ、3回戦ネタはM-1グランプリ公式YouTubeで公開されているので是非。おそらく今だけだと思いますので今のうちにご覧下さい。
錦鯉さん、本当におめでとうございます。これからもご活躍、期待しています。